麹室 むろ

SH3J0954.jpg SH3J0953.jpg

今朝の出麹で
昨年10月から始まった今シーズンの麹造りは終わった。

通じて良い麹ができたとホッとしている。

分厚い2枚の扉を開け、この麹室で
いったい、どれくらい汗をかいただろうか!?

昔、
安曇野の子供病院が舞台の
1リットルの涙というドラマがあったが…

1リットル…まで汗はかいてないか(笑)

広告

ろ液

SH3J0950.jpg SH3J0951.jpg

今朝も一番に
蔵に入ると、まず
醪に挨拶!

長い柄杓で醪を少し汲む。
しばらくは私一人で朝仕事。

定時となり皆で
朝礼の後に麹室の仕事を終えて仕込みになる。
仕込みが軌道にのったら
釜屋さんと船頭にまかせて
分析室へ!

その頃になると
分析できるほど
ろ液がビンにたまっているのだ。

醪管理 もろみ

SH3J0926.jpg

今、岩波の蔵には
醪が9本ある。

まずは毎朝、温度チェック。
ろ液をとり、分析。

あとは1日を通じて
ツラを見たり、音を聞いたり、臭いをかいだり、
櫂棒で撹拌したり、マットを巻いたりはずしたり、
冷水ジャケットの水を回したり止めたり…

醪1本づつ違うので、醪と共に頑張り中!

新聞広告

SH3J0944.jpg

信濃毎日新聞へ載せる広告記事は
岩波の社員が作っている。

とても文才があり
うらやましいかぎりだ。

いろんな方々から評判もとても良い。

以前、
岩波の広告記事が大変、話題となり
それが東京の新聞に載った事もあり
全国区で話題となり
結果、日本中から
岩波の酒の注文が殺到した事もあった♪

すごい影響力だ!

夕陽

SH3J0943.jpg SH3J0942.jpg

信州は空がきれいだ!
今は住み込みの時期ではないので
仕事が終われば安曇野の我が家に帰宅する。
仕事が終わり、ホッと一息つき、音楽を聞きながら運転。
見上げれば、夕陽がとてもキレイだ♪

自然は雄大なり。

斗瓶 とびん

SH3J0935.jpg

大吟醸の搾りは
この斗瓶を使う。

来月の初旬頃に搾る予定なので準備を進めている。

袋に醪・もろみを入れて吊るし、落ちてくる雫を
斗瓶で受けるのだ。

一升瓶10本分入る。

昨年は
この大吟醸が
長野県1位となったが、今年はどうだろうか!?

順調にきているが
搾ってみるまでは
わからない!

第二蔵

SH3J0924.jpg

第一蔵は
主に仕込み蔵で

第二蔵は
主に搾った酒を受け入れるタンクの貯蔵蔵です。

真夏でも外に比べれば、ずいぶん涼しいです。

写真に写っている約9000リッターのタンクを50石タンクといいます。

第二蔵の奥には
約36000リッターの二百石タンクがあり、
そのまた奥には
約18000リッターの百石タンクが並んでいます!

数年前に何故かそこにドラマの撮影にきました。
松雪泰子さん主演の
境遇。

スタッフが落としていった予定表に
松雪泰子さんや他出演者達の
宿泊するホテルや部屋が何号室かまで書いてありました
(°□°;)

ランチ

SH3J0919.jpg

今日のランチは
私と酒母屋、釜屋、船頭の4人の蔵人で外食!

休みなく頑張っているので、たまには、美味しい昼飯を食べに行こうと、
松本市並柳の民芸旅館・深志荘へ、
メニューは蕎麦、カツカレー、カツ丼、ソースカツ丼などなど…。
とても美味しかった♪
午後の仕事も頑張れそうだ!

最盛期

SH3J0916.jpg

今まさに超多忙時期である。

もう仕込みが終わった蔵もあるようだが
岩波は、まだまだ忙しい…
ありがたい悲鳴
(>_<)

朝の麹室の仕事も
配達に出る社員に手伝ってもらい
毎日、通常の仕込みがあり
上槽もあり、粕むきもあり、

ビン詰めがある時は蔵人が二人、瓶詰めの役を兼任している為、
蔵が手薄になり…

まだ甘酒も造るし
大吟醸の搾りの準備もたくさんある…

時間と手が欲しい〜
体が2つ欲しい〜

しかし!しかし!
頑張るのみ!(b^ー°)

粕むき・かすむき

SH3J0915.jpg

上槽の日の夕方から翌朝にかけて
槽・ふねに入った醪・もろみに空気圧をかける。

酒は
かめ口からポンプで貯蔵タンクに送られる。
朝に槽のエア抜きをして槽を開くと
そこに板状の酒粕がついている。

一枚一枚、手作業で
粕むきをして計量してかたずけまで
2時間以上かかる大変な作業だ。

岩波の酒粕はとても評判良く、
いろんな酒蔵の酒粕を食べたが、岩波の酒粕が一番美味しいと
お客様の声を何度か聞いている。

ありがたい話でありますm(_ _)m

鍋や料理を美味しくして、なおかつ健康に良い酒粕は今後もきっとその、良さが広まっていくだろう。